2019年5月アーカイブ

楽天トラベル、ブッキングドットコム、エクスペディアの3社が、
独占禁止法に違反している可能性があるとし各社の日本法人に対して、
立ち入り検査が行われました。

■独占禁止法の何に抵触しているのか

具体的には「拘束条件付き取引」という禁止条項に抵触している可能性があるようです。
「拘束条件付き取引」とはどういうものか、今回のケースで見てみましょう。

まず各社はホテル、旅館、旅行などの予約の仲介業者であり、
ホテルなど宿泊プランなどを計算する事業者に対して、予約する価格が最安値になるよう
求めている点が「拘束条件付き取引」に該当すると考えられています。

「拘束条件付き取引」は例え競合他社と同じ条件を求めていたとしても、
該当する場合があります。
仲介手数料などが各社で横並びになるなど、競争の妨げとなり得るからです。

■競争が生まれないビジネスモデル

こういった仲介業というのは差別化が難しいビジネスモデルのため、
各社の間で競争が生まれにくい業態と言えます。
先行者が有利になるわけでもなく、殆どの予約サイトで同じ旅行プランになりがちです。

仲介業者を通さずに、自社でネット予約サイトを運営するホテルも増えてきています。
また予約成立による手数料を取らない事業者も登場していることなどもあり、
最安値を要求しなければネット上での仲介業が成り立たっていかないと考えられます。
業界全体として仲介業者からの脱却が進んで行けば、事業モデルとしては
限界にきているとも言えそうです。

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